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対象プロセス

微生物培養プロセス

微生物による有用物質の生産プロセスは、戦前からアセトンブタノールの生産などに使用されており、戦後は抗生物質・アミノ酸などの生産プロセスに発展し、さらに分子生物学などバイオテクノロジーの発展により、ヒトタンパク質の生産まで範囲を広げています。その適用分野は、食品、化成品など広範に渡ります。

当社は、抗生物質生産プラントの建設を皮切りに、洗剤用酵素、バイオ農薬、工業用酵素、ヒトタンパク質など多くのバイオケミカルプラントを建設しており、製作した培養槽は、20Lから200m³以上の規模で100基以上になります。お客さまと開発段階から協力してプロセス開発を行うことが生産プロセス建設のスピードアップ、効率化、低コスト化に必須であるとの信念のもと、スケールアップデータ採取用培養システムの販売、培養システムや攪拌混合シミュレーターを用いたスケールアップ検討結果を用いたエンジニアリングを行っており、好評をいただいています。また、プロセスの最適化を行うにあたっては、実績データ、実験データ、CFD(コンピュータによる混合流動解析)などを用いた培養槽のスケールアップ検討、分離精製システムの最適化検討、さらに、洗浄・滅菌システムの最適化検討、バイオハザード対応、GMP、HACCP対応システムの検討なども行います。

動物細胞培養プロセス

動物細胞培養プロセスは、微生物培養と比較すると、新しいプロセスであり、微生物培養とは異なったエンジニアリングが必要と言われています。例えば、動物細胞は、高せん断力、pH・温度・基質濃度の変動に弱いと言われていますが、培養システムおよび、コンピュータシミュレーションによる流動解析によって、これらの影響を迅速かつ詳細に検討できます。また、プロセスの最適化については、培養槽の最適設計や、バッファー自動作成システムの検討、専門分離精製機器メーカーと協力して行う、細胞分離・目的生産物精製のための精製システム・ウイルス除去システムの最適化やデスポーザブル製品採用の検討などを行い、効率的かつ、再現性・安定性のある培養プロセスをご提案します。

植物細胞培養プロセス

植物細胞培養プロセスは、健康食品原料など可能性が広がっていますが、そのプロセス構築の難しさ(生産速度が遅い、せん断力に弱いなど)から、実用化されているプロセスは、微生物培養プロセス、動物細胞培養プロセスに比べると少ないのが現状です。しかし、植物細胞による生産物には、他のプロセスでは生産できないものも多く、今後実用化されるプロセスが増加することが期待されます。当社は、これまで、10m³の植物細胞培養設備を建設するとともに、培養槽のスケールアップ検討などを行い、せん断力によるカルスの破壊を極力抑制しながら、必要な酸素を供給できる通気撹拌方法の開発を行っています。また、植物細胞培養に要求される無菌保持に関しては、3ヶ月間の無菌テストによる、無菌設計の妥当性の確認テストも実施しており、この技術は、微生物、動物細胞培養プロセスの設計にも活かされています。また、スケールアップデータ採取用培養システムを利用した迅速、かつ正確なデータ採取のお手伝いができる体制を整えています。

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