石油・石油化学プラント
地球環境にやさしい太陽光発電、風力発電・バイオマス発電は、これからの時代の新しいエネルギーとして注目されています。
私たちは、この再生可能エネルギー設備の設置および保守を通じて、安心して暮らせる豊かな社会づくりを
目指します。
当社では、石油化学プラント、石油精製プラント、一般化学プラントなど、多くのプラントについて、EPC(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:建設)一括請負を中心とした事業を手がけています。
土木建築、電気計装、配管架構、プロセス、各種機器装置など、豊富な経験、高い技術力を持つ、エンジニアリング部門。
多くの工事を無事故・無災害で完成させた、建設部門。
購入品の適切なコスト・品質を維持・管理する調達部門。
そして、満足いただけるプラントを保証するための、品質保証部門。

これらが一体となり、設計、調達から、建設、試運転、アフターサービスまでを、お客さまにご提供します。また、既設プラントの改造・修理・能力増強工事なども、数多く行っています。
また、IHIの手がけたプロセスプラント事業・設備について一部移管されていますので、IHI製の既設プラントはもちろんのこと、他社製のプラント設備についても更新・改造・メンテナンスなどご用命ください。 能力増強・合理化・省エネルギー化・環境調和などのテーマに対し、豊富な実績・経験をもとに対応します。
関連リンク
納入事例紹介
高純度プロピレン製造設備
ABBルーマス社のプロセスによる高純度プロピレンの製造設備で、本プロセスはブテンとエチレンから高効率に高純度プロピレンを生産するものです。
高純度プロピレンは近年その需要が世界的に伸びており、その設備も国内で数多く建設されております。当社は複数のお客さまにEPC業務を提供して、低コスト、短納期で納入します。

低温プロピレン貯蔵設備
プロピレン(-47.7℃)貯蔵設備です。
タンクはPCタンク(※)で、狭いエリアに最新の耐震技術で建設した円筒型低温タンク(タンク内径/高さ比が国内最大)です。
建設地は耐震基準が非常に厳しい地域ですが、IHIグループの耐震技術を含めた総合技術と、国内最大の低温タンクおよび受入れ基地の建設実績が高く評価され、受注したものです。
※PCタンク:外槽にPCコンクリートを使用することで、従来の金属二重殻タンクに比べ、防液堤が不要で狭いエリアに設置可能なタンク。

FCC能力増強工事
FCC装置とは、Fluid Catalytic Cracking:連続触媒再生式流動接触分解装置のことで、石油精製の分野において、触媒の力を借りて重質油を需要の多いLPG(液化石油ガス)ならびに軽質油に分解する装置で、当社では、FCC装置の能力増強のための改造工事の対応が可能です。
中心となる設備において、取り扱う触媒の性状から高温、耐蝕性、耐磨耗性を十分に考慮した設備設計を提供します。
このように高い技術力を持って、既設プラントの能力増強、省エネ工事にお応えします。

既設設備の省エネルギー改造工事
本改造工事は、出光興産(株)殿 北海道製油所の既設石油精製設備において熱エネルギー回収効率を大幅に向上させるために、熱交換器を増設したものです。
本改造工事においては多数の新規増設配管を既設へつなぎ込むため複雑なルートを通す必要があり、また短期間の定期修理工事期間内に他工事と輻輳する中で現地工事を完成する事がポイントでした。当社ではこれまで培った経験・技術力を活かしこれらの要求に応え、工事を完遂しました。
