好気性排水処理システム
IHIプラントが扱う好気性排水処理システムは,安定した処理能力をご提供するとともに,既存好気槽の能力upや余剰汚泥発生量削減といった付加価値をご提案できます。
排水処理用繊維担体 ※帝人フロンティア株式会社
余剰汚泥の発生を削減できる商品で、高負荷処理の対応も可能です。

概要
排水処理用繊維担体とは、繊維に好気性微生物を担持させることにより、微生物が有機物を酸化・同化させ、排水中の有機物を除去する商品です。
担体を使用して曝気槽を多段化した生物処理法では、上流から下流にかけて微生物の自己酸化と食物連鎖が行われます。
これにより安定的かつ効率的な有機物除去を実現し、汚泥発生量を削減する効果があります。
また汚泥の返送が不要のため簡単な運転管理が可能で、繊維担体自体が長寿命といった特徴もあります。
特徴
①微生物を大量かつ高密度に保持
⇒特殊繊維の構造により、比表面積が大きく、多くの微生物が付着。
②安定した水処理が可能
⇒圧倒的な活性汚泥付着力のため、立ち上げからすぐに安定した処理が可能。
③既存処理設備の能力アップ
⇒既設水槽への適用が容易。
MBR用浸漬膜ユニット M-fine ※阿波製紙株式会社
M-fineはユニークな特徴をもった高性能な膜ユニットです。

MBRの特徴
標準活性汚泥法に対して下記メリットが挙げられます
①沈殿槽が不要
②高MLSSの実現による処理槽容積の削減
③膜を用いた固液分離方式によるSS流出リスクの低減
M-fineの特徴
①親水化処理の必要なし
⇒親水性の膜素材(PAN)を採用し、親水化処理の必要がなくファウリングもし辛い
②容積効率を改善
⇒フレームレス構造で薄く柔軟性がある膜エレメントにより、 設置時の容積効率を改善
③特殊構造でSS流出を防止
⇒独自構造により膜破損時でもSS流出が自動的に停止する
④メンテナンスが容易
⇒膜モジュール毎の交換方式により、メンテナンス時の設備停止時間を短縮
下水処理分野においては、公共下水向けの各種水処理設備および汚泥処理設備のエンジニアリング、建設、オペレーション、メンテナンスを行っております。
幅広いエンジニアリング能力から生まれる、信頼性の高い下水処理設備を提供しております。